NHK朝ドラ「あんぱん」に出演中の大森元貴さんが、毎日朝ドラ後の番組枠で放送されている「あさイチ」に出演したことが話題になっています。

2025年9月10日午前8時15分から芸人の華丸大吉さんと鈴木菜穂子アナウンサーを中心に放送されている朝の情報番組である「あさイチ」に出演ということで、朝早くの大森元貴さんを見ることができる機会は貴重ともいえます。
「あさイチ」の中では様々な話題があがりましたが、NHKでしか深く聞くことができない「あんぱん」の話題を中心に、様々なトークが繰り広げられました。
「あんぱん」で大森元貴さんが演じる「いせたくや」についての話を中心にまとめました。
番組のテーマが読書であったこともあり、大森元貴さんが作った絵本についても詳しくまとめています。
この記事によって大森元貴さんの新たな一面がお伝えできれば幸いです。
大森元貴があさイチに出演!
2025年9月10日朝8時15分からNHKで放送された「あさイチ」にMrs.GREEN APPLEの大森元貴さんが出演され話題になっています。
大森元貴さんが朝早い番組に出ることはめずらしく、貴重な放送回として取り上げられました。
これはNHKドラマ「あんぱん」の役者として出演中であることがきっかけとなっています。
あさイチでの出演がどのような内容であったか、見ていない人はもちろんのこと、見た人も改めて振り返れるよう「オープニングトーク」と「読書の楽しみ方」それぞれまとめましたのでご覧ください。
あさイチオープニングトーク!調子良い?
あさイチの番組スタートは大森元貴さんの「編集長⁉」という第一声から始まりました。
この「編集長」というのは、この日の朝ドラ「あんぱん」の最後のシーンが関係しています。
最後のシーンは、かつて暢(今田美緒さん)が勤めていた新聞社の東海林編集長(津田健次郎さん)が、突然やない家を訪ねてきて驚くという内容でした。
大森元貴さんはその驚きをそのまま「あさイチ」に使ったため、ユーモアをこめたこの第一声になりました。
大森元貴さんの役には直接関係のないシーンだったので「関係ないよね」と笑いを誘っていました。
大森元貴さんが演じる「いせたくや」は3番目の奥さんと別居中のところなので、それを心配される場面もありました。
金曜日はひとりのゲストを深堀りするプレミアムトークのコーナーがありますが、今回水曜日の出演でしたので、「なんで金曜日に来ないの?」という大吉さんの声もありました。
事前に募集した大森元貴さんへの質問は5000通を超えていました。
朝は大丈夫か心配され、「朝が苦手で音楽家になったもんですから」と笑いを誘いながら、元気です!と調子良い様子をアピールしていました。
調子悪いのではないかと心配していたファンもひとまずほっとしたオープニングでした。
あさイチ今日のテーマ
あさイチのテーマは「私の読書の楽しみ方」でした。
大森元貴さんは「読書は聴く派」ということで、入浴中などに楽しんでいるそうです。
日常的に読書することはなく、どちらかというと読書に億劫なタイプで、憧れがあると話していました。
自分のためにインプットするつもりで読書しているわけではないが、得たものはやはり血肉になっていると答えていました。
作詞するための知識を得ようと読書しているわけではないのに、独創的な歌詞が書けることが驚きですね。
本の選び方はインスピレーションのようでした。
見た目でビビッとくるものをチョイスするようです。
書店店主で本に詳しい花田菜々子さんオススメの「ピッタリな本が見つかるチャート」を出演者のみなさんがそれぞれ選択され、大森元貴さんは小説以外で明るい笑いのある本のジャンルを選びました。
次の3冊の書籍が大森元貴さんへのオススメということです。
どの本もタイトルから興味がわくような本ですね。
大森元貴さんもこれらの本を手にして見られるかもしれませんね。
あさイチ視聴者からの質問と回答まとめ
あさイチ視聴者からの事前に受け付けた質問は5000通を超えていたそうですが、最終的には8000通もあったという話もでていました。
多くの質問の中で実際に答えてもらえるものはごくわずかではありましたが、番組が厳選されたQ&Aをまとめました。
質問 | 回答 |
好きな食べ物は何ですか? | 悩みます。好きなものはないんじゃないかとさえ思う。今日はバナナの気分。子供のときからずっとバナナが好き(笑) |
昭和にタイムスリップしたら何がしたい? | 昭和時代のキラキラした歌番組の出演をしてみたい。生放送の緊張感とか味わってみたい。 |
メンバーの若井滉斗さんと藤澤涼架さんは大森元貴さんのあんぱんでの演技をどのように言っていますか? | おっかけでドラマをみているらしく、まだ「いせたくや」が登場する放送回までたどり着いてないです。 |
あんぱんは粒あん派?こしあん派? | こしあん派 |
多忙な中でのリフレッシュ法は? | ライブや曲作りがある意味のリフレッシュになっている。疲れとリフレッシュ、インプットアウトプットが同時進行といった感じ。 |
カレーを食べるシーンが多いですが、カレーは甘いのと辛いのどっちが好きですか? | カレーはとってもおいしかったです。辛いカレーが好き。 |
もうすぐ誕生日ですが新たな1年はどんな1年にしたいですか? | この1年様々な経験あったが、わくわくを探し続けて、曲を作る手を止めず進みたい。あまり寝れてなかったので29歳は寝ます。 |
中学受験控えていますがやる気でません。応援の声をかけてください。 | 「自分らしくがんばれ!」(このあと坂口涼太郎さんが「どや!」と言い盛り上がる) |
その他のドラマに関する質問については「大森元貴出演ドラマ「あんぱん」について」の項目にまとめていますので、参考にしてください。
大森元貴作の絵本について
大森元貴さんが絵本を出版されていることをご存じでしょうか?
後に詳しく説明しますが、タイトルは「メメント・モリ」です。
ミュージシャンである大森元貴さんがつくる絵本「メメント・モリ」とはどのようなものか、なぜ絵本をつくったのか、今でも売ってる場所はあるのか値段や出版社の情報も含めて紹介していきます。
タイトルは「メメント・モリ」
大森元貴さんは、2021年9月15日に絵本「メメント・モリ」を発売しました。
「メメント・モリ」というタイトルはラテン語で「死を思え(自分がいつか必ず死ぬということを忘れるな)」という意味になります。
古代ローマの将軍が「人はいつか必ず死ぬ。その時を思い、生きている今を大いに楽しみなさい。」と使った言葉が語源となっています。
「死を意識しながら今を大切に生きる」ということをテーマに描かれているということです。
大森元貴さんは、インタビューで次のように語っています。
難しいことはよくわからないけど、死というものが別れなのかはじまりなのか、漠然とした恐怖や不安ではなく、なにか温かいものとして感じられるといいなと思い、生まれ、そして絵本になりました。(一部抜粋)
引用元:skream.jp
この絵本はMrs.GREEN APPLEの活動休止中にソロ活動として展開されたものであり、同タイトル「メメント・モリ」という楽曲の世界観を表現した作品です。
大森元貴さんは、人生の「死」というテーマを恐怖や不安ではなく温かいものとして捉え、人生の出会いと別れの意味を前向きに伝えたいと考え、絵本化を決意したのです。
そして、「メメント・モリ」の楽曲のミュージックビデオを担当していた大谷たらふさんが、絵本のイラストを担当することになりました。
絵本のあらすじについて
絵本「メメント・モリ」は、大切な人(おじいちゃんとおばあちゃん)を亡くした少年が、天国を探す旅に出て、死者たちが幸せに過ごす温かい世界を知るという内容です。
心にぽっかりと穴が開いてしまった少年は、天国は一体どこにあるのかと探し始めます。
探しても見つからず、少年は疲れて眠ってしまいます。
そして、夢を見ます。
夢の中で幸せそうなおじいちゃんとおばあちゃんに出会い、そこは心温まる場所でした。
天国という死後の世界を知り、辛く苦しいものではないことを思い知らされるのです。
絵本の少年とともに読者も命を終える意味について考えさせられる内容となっています。
絵本を売ってる場所・値段・出版社について
大森元貴さんの絵本『メメント・モリ』は、全国の書店および主要ネットストアで販売されています。
値段(定価)は1,980円で、出版社はKADOKAWAとなっています。
現在もKADOKAWAからの重版分が順次店頭に並んでいます。
品切れの場合も注文・取り寄せ対応が可能ですが、在庫状況は各書店によって異なるため、事前に確認をおすすめします。
購入はオンライン通販が便利で、店頭受け取りも選べるところがあります。
楽天でも販売されていますので、すぐに手に入れたい場合はご利用ください。
絵本「メメント・モリ」は、品薄な状況のようでメルカリなどにも多数出品されていますが、かなり高額になっていますので、定価の値段を確認して納得の上購入することをおすすめします。
あさイチの番組の中で絵本の話があったため、より購入希望者が増えるかもしれません。
大森元貴出演ドラマ「あんぱん」について
ドラマに初出演ということで放送開始前から話題になった「あんぱん」でいせたくや役を演じた大森元貴さん。
大森元貴さんは「あさイチ」の番組の中で視聴者からドラマに関する質問を数多く受けました。
ドラマ出演のオファーを受けてどのような心境であったか、また、ミュージシャンと異なる俳優として演じることへの気持ちや想いなどを語りました。
大森元貴さんのコメントの概要を内容ごとにまとめてお伝えします。
ドラマ出演が決まったときの気持ち
大森元貴さんはNHKドラマ「あんぱん」への出演が決まったとき、大変光栄に思ったそうです。
大森元貴さんの演じるいせたくやのモデルは、「手のひらを太陽に」を作曲したいずみたくさんです。
とても恐縮で、自分に務まるかドキドキしながらも、大先生なので失礼ないようにと感じていたそうです。
いずみたくさんについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

セリフとアドリブについて
大森元貴さんは、セリフを覚えることが苦手だが、アドリブのように見えても意外ときちんとセリフのことが多いと話しています。
セリフについてはミュージシャンとしてはいつも自分が書いた歌詞を歌っているので、セリフのようなものを覚えるということがないそうです。
役を演じてみて、リハーサルのときに自分の頭に入ってくるということがわかったので、リハーサルまでは筋書きを頭に入れておいて、リハーサルのときに読み込むというスタイルでやっていたそうです。
役者としての経験が少ない中で、演じる自由さを受け止めてもらったところはあるそうです。
脚本家の中園さんが描くいせたくやという人物にはコミカルな要素はなかったようですが、大森元貴さんが演じることで、チャレンジしつつ演じるうちにコミカルな人間像になったそうです。
大森元貴さん自身はアドリブはそこまでないような話しぶりでしたが、アドリブはやないたかし役の北村匠海さんらがうまく受け止めていたようです。
役作りについて(身体づくり)
大森元貴さんはドラマの役作りで体重を増量していました。
大森元貴さんが体重を増量した理由は、初登場のシーンが終戦後の18歳の若者の役であったため、飢えに苦しむ戦争時代の痩せた身体と対比されることによって、明るい希望に見えるようにしたかったからだそうです。
体重は5、6㎏増やしたそうで、たくさん食べて、たくさんのトレーニングをして増やしています。
ドラマの中で年齢を重ね、おじさんになったころには貫禄が出るようトレーニングはやめてお腹が出る感じになるよう意識したとのこと。
「あさイチ」の中でお腹が出てるとMrs.GREEN APPLEのほうは大丈夫だったのかと心配の声もありました。
身体づくりの話を聞くと、俳優ではないものの役者魂が感じられますね。
役作りについて(演奏と歌唱)
大森元貴さんは役作りのために楽譜の読み書きとピアノの演奏を学びました。
そして、歌唱についてはあえてキーを下げて控えめに歌うことを心掛けていました。
大森元貴さんはアーティストMrs.GREEN APPLEとして自身で作詞作曲したヒット曲を数々生み出していますが、元々楽譜の読み書きや鍵盤の演奏はできなかったそうです。
曲は主に打ち込み(デジタル音源)による作曲で、音符を知らなくても作ることができます。
ピアノは曲作りのために少し触ることはできるけれど、人の曲を弾くことはできないそうです。
そもそも独学だったそうなので、役を演じるにあたって、楽譜とピアノ演奏について正しく学び直したとのことです。
脚本家の中園さんも、大森元貴さんが楽譜を読んだりピアノを弾いたりすることが、当たり前にできると思っていたのでしょうね。
それから、大森元貴さんは、ミュージカルの稽古のシーンで「見上げてごらん夜の星を」を歌唱しましたが、ドラマ「あんぱん」の世界観を大切にすることを意識していたそうです。
大森元貴として歌えば、その世界観を邪魔することになるのではと、北村匠海さんにも相談して歌い方を工夫したと話しています。
撮影の後にいせたくやのモデルいずみたくさんが出たがりな性格だったという話を聞き、もっと自分を出しても良かったかなと笑っていました。
演じたことによる影響について
大森元貴さんはいせたくやを演じて変わったことはそんなにないと話しています。
ただし、いずみたくさんへの尊敬は止まらないと言っていました。
いずみたくさんは生涯1万5千曲もの曲を作っているようで、大森元貴さん自身もこれに倣い、10年、50年、100年先もという思いで作曲を続けていきたいと話しています。
まとめ
大森元貴さんがあさイチに出演した際の内容を中心にお伝えしてきました。
朝が苦手な大森元貴さんが調子良いか心配もされましたが、終始元気に生放送に出演していました。
あさイチのテーマは「私の読書の楽しみ方」でしたが、トークの中で大森元貴さん作の絵本の話がありました。
大森元貴さんの絵本は「メメント・モリ」というタイトルで出版社はKADOKAWA、値段は1,980円で販売されています。
絵本を売ってる場所は全国の書店と主要ネットストアですが、やや品薄の状況かもしれません。
重版されているようですので、取り寄せするのがいいかもしれません。
絵本のあらすじも紹介しましたが、命について考えさせられる内容なので、ぜひ絵本を手に取って読むことをおすすめします。
大森元貴さんのドラマ「あんぱん」への出演についても盛りだくさんでお伝えしました。
セリフやアドリブ、役作りなど生放送のこの機会でなければ知ることができなかった内容がたくさんありました。
大森元貴さんの歌声や音楽は日常にあふれていますが、大森元貴さん自身の想いや考えに触れ、新たな一面を知ることで、より一層Mrs.GREEN APPLEの楽曲が彩られることとなるでしょう。
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