三浦龍司さんは日本陸上界を代表する長距離選手として、国内外で注目を集めています。

2025年の世界陸上男子3000m障害決勝では、レース中の混戦によって一部で「妨害」と表現される状況が生じましたが、三浦龍司さんは冷静に対応し、8位入賞という健闘を見せています。
学生時代から箱根駅伝で順天堂大学のエースとして活躍し、3000m障害では日本記録を塗り替えるほどの実力を持つ選手です。
また、三浦龍司さんの健康状態やプライベート、現在の所属と年収についても関心が寄せられています。
本記事では、世界陸上での妨害騒動から学生時代の記録、私生活や社会人としての活躍まで幅広く紹介し、三浦龍司さんの人物像を多角的に解説します。
三浦龍司に妨害?世界陸上決勝について!
三浦龍司さんは2025年世界陸上男子3000m障害の決勝で、妨害ではないかと議論を呼ぶ接触により失速し、結果は8位入賞となりました。
メダルが見えた場面での出来事だったため、ファンの間で大きな話題となっています。
三浦龍司さん本人は妨害と断定せず競技の難しさを語りましたが、SNSでは賛否が広がりました。
世界陸上の決勝で起きた詳細な接触シーンや順位の結果については以下で解説していきます。
妨害といわれる行為について
三浦龍司さんが世界陸上3000m障害決勝で「妨害を受けたのでは」と言われているのは、終盤の接触が原因です。
レースの最後の障害を越えた直後、メダル圏内にいた三浦龍司さんがケニアのセレム選手と身体をぶつけ、腕が絡むような形になり大きくバランスを崩しました。
Instagramの画像をクリックするとレースの動画が再生されます。
この接触によって失速し、結果は8位入賞となりました。
観客やSNSでは「押されて腕をつかまれたように見える」「妨害ではないか」という声が広がりましたが、公式にはアクシデントと判断され、妨害行為としての認定はされていません。
ただし、三浦龍司さんはレース後のインタビューで「最後にこの競技の難しさであったり、面白さが伝わったと思います」と責任転嫁を避け、競技の厳しさや駆け引きの一部と捉えた発言をしており、その姿勢も多くのファンから称賛されています。
世界陸上3000m障害決勝の結果
2025年世界陸上男子3000m障害の決勝で三浦龍司さんは8位入賞を果たしました。
優勝はニュージーランドのジョルディ・ビーミッシュ選手で、歴史的な初優勝という快挙となりました。
結果は次のとおりです。
1位・・・ジョルディ・ビーミッシュ(ニュージーランド) 8分33秒88
2位・・・スフィアヌ・バカリ(モロッコ) 8分33秒95
3位・・・エドマンド・セレム(ケニア) 8分34秒56
世界記録保持者ギルマ選手(エチオピア)や大本命モロッコのバカリ選手が優勝を逃した波乱の結果ともいえます。
レースは序盤スローペースで進み、残り1周から急激に加速する展開でした。
三浦龍司さんは終盤で3位争いに食い込み、観客を沸かせましたが、決勝のラスト障害で他選手との接触により大きく失速しました。
結果的に表彰台には届きませんでしたが、世界陸上の決勝で最後までメダルを狙う走りを見せた姿勢は大きな評価を受けています。
三浦龍司さんの挑戦は日本陸上界にとって大きな財産といえる内容でした。
箱根駅伝などの活躍について
三浦龍司さんは箱根駅伝で大きな注目を集めた選手であり、大学時代には鮮烈な走りを披露しました。
三浦龍司さんは箱根駅伝を通じて全国区の知名度を確立し、その後の飛躍につなげました。
箱根駅伝での快走が世間に強い印象を与え、さらに学生時代の3000m障害などで数々の記録を更新していきました。
箱根駅伝の活躍や学生時代の驚くべき記録について詳しく紹介していきます。
箱根駅伝について
三浦龍司さんは順天堂大学在学中に4年連続箱根駅伝へ出場し、常に安定した走りでチームを支えました。
箱根駅伝での活躍のまとめは次のとおりです。
【1年生(第97回・2021年)】
1区を走り、区間10位で1時間3分31秒の記録。初出場ながら安定した走りを見せた。
【2年生(第98回・2022年)】
2区を担当し、1時間7分44秒で区間11位。 一応よりややタイムは落としたもので、チームの上位キープに貢献。
【3年生(第99回・2023年)】
2区で再び出走、1時間8分11秒の区間12位。チームの5位シード獲得に大きく貢献した。
【4年生(第100回・2024年)】
1区を担当し区間10位、1時間1分38秒と好タイムを記録。4年間安定した走りを継続した。
〔順天堂大学の箱根駅伝の成績〕
回数 | 年度 | 総合成績 | 区間成績、特徴など |
---|---|---|---|
第97回 | 2021年 | 7位 | 往路7位、復路8位で総合7位。 |
第98回 | 2022年 | 2位 | 青山学院大学に次ぐ2位。安定した走りで往路5位、復路5位 |
第99回 | 2023年 | 5位 | 往路6位、復路5位で総合5位。 |
第100回 | 2024年 | 17位 | 記念大会で参加校増。成績は本意ではなく17位。 |
1区や2区といった主要区間を任されることが多く、特に1年目から区間10位で堂々のデビューを果たした点は大きな注目を集めました。
2年生以降も箱根駅伝で粘り強い走りを見せ、2・3年生では2区を走りチームの上位キープに貢献しました。
4年生では再び1区を任され、快走を披露しました。
三浦龍司さんは箱根駅伝を通じてエースとしての存在感を示し、大学陸上界で欠かせない存在となりました。
学生時代の陸上の記録について
三浦龍司さんは学生時代に陸上界で数々の記録を塗り替え、日本を代表する存在となりました。
三浦龍司さんが達成した記録・成績のまとめは次のとおりです。
記録内容 | 詳細・特徴 | 達成年月 |
---|---|---|
高2歴代最高・大会新記録(3000m障害)京都高校総体 | 8分52秒27(高校2年) | 2018年6月 |
高2歴代最高・U18日本新(3000m障害)近畿高校ユース陸上競技対抗選手権 | 8分46秒56 | 2018年9月 |
金メダル・大会新(2000m障害)アジアユース選手権香港大会 | 5分42秒35 | 2019年3月 |
U18/20日本新(2000m障害)織田幹雄記念国際陸上競技大会 | 5分39秒27(高校3年) | 2019年4月 |
U18日本新・高校新・大会新(3000m障害)近畿高校総体 | 8分39秒49 | 2019年6月15日 |
U18日本記録・高校新(3000m障害)日本陸上競技選手権大会 | 8分39秒37 | 2019年6月27日 |
日本人高校3年1位(5000m)日体大記録会 | 13分51秒97 | 2019年12月 |
日本人学生新・U20日本新(3000m障害)ホクレン・ディスタンス2020千歳大会 | 8分19秒37(大学1年) | 2020年7月 |
大会新(3000m障害)日本インカレ | 8分28秒41 | 2020年9月 |
U20アジア新・U20日本新(ハーフマラソン)箱根駅伝予選会 | 1時間01分41秒 | 2020年10月 |
U20世界ランキング1位(3000m障害) | 2020年 | |
日本新・日本人学生新・U20新(3000m障害)東京2020テストイベントREADY STEADY TOKYO | 8分17秒46(大学2年) | 2021年5月 |
日本人学生新・U20新(3000m)順大記録会 | 7分48秒07 | 2021年6月12日 |
日本新・日本人学生新・U20新(3000m障害)日本陸上競技選手権大会 | 8分15秒99 | 2021年6月26日 |
日本記録(3000m障害)東京五輪予選 | 8分09秒92(大学2年・19歳で18年ぶり) | 2021年7月 |
日本人初入賞(3000m障害)東京五輪決勝 | 8分16秒90(7位入賞) | 2021年8月 |
日本人学生新(1500m)金栗記念選抜中・長距離熊本大会2022 | 3分36秒59(大学3年) | 2022年4月 |
日本人学生新(3000m)ダイヤモンドリーグストックホルム大会 | 7分47秒98 | 2022年6月 |
日本人初トラック競技ファイナル進出(3000m障害)ダイヤモンドリーグローザンヌ大会 | 8分13秒06 ※やり投げ北口榛花と同時初 | 2022年8月 |
日本新(3000m障害)ダイヤモンドリーグパリ大会 | 8分09秒91(大学4年) | 2023年6月 |
日本人初入賞(3000m障害)世界陸上ブタペスト大会 | 8分13秒70(過去最高順位6位) | 2023年8月 |
高校では3000m障害でU18日本新記録を樹立し、早くから将来性を示しました。
大学進学後はさらに飛躍し、2020年に日本学生記録を更新すると、翌年には男子3000m障害で18年ぶりに日本記録を更新しました。
東京五輪でも日本人初の決勝進出と7位入賞を果たし、世界レベルの実力を証明しました。
さらに1500mや3000m、5000mハーフマラソンでも新記録を樹立し、陸上の幅広い種目で才能を発揮しました。
三浦龍司さんは学生時代を通じて国内外に強烈な印象を残しました。
三浦龍司はなんの病気?
三浦龍司さんは特定の持病を抱えているわけではありません。
ネット上で「三浦龍司 なんの病気」と検索される理由は、男子3000m障害という競技名に「障害」という言葉が含まれることや、日本体育大学のエースとして箱根駅伝にも出場していた藤本珠輝選手の記事と混同された可能性があるからです。
藤本珠輝選手は「全身脱毛症」という病気であることが知られています。
三浦龍司さんは、2025年になって右足首の痛みでダイヤモンドリーグを欠場した経緯があり、その影響から健康状態に関心が高まった側面もあります。
さらに三浦龍司さんは朝起きるのが苦手で、朝練のボイコットや、忘れ物が多く、大会の日にスパイクを忘れたなどのエピソードが知られていますが、これは病気によるものではなく性格的な一面とされています。
朝起きられない、忘れ物が多いことに共通して見られる病気として、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や起立性調節障害が挙げられることがあります。
三浦龍司さんの日常のエピソードからなんの病気なのかと心配に思う人もいたのかもしれません。
総じて三浦龍司さんは「なんの病気」もなく、日々の体調管理を徹底しながら世界の舞台で戦っています。
彼女や結婚について
結論から言えば、三浦龍司さんには現在、結婚や彼女に関する公的な情報は一切ありません。
2025年9月時点で独身であり、週刊誌やSNSで熱愛報道が出た事実も匂わせも全く確認されていません。
インタビューでは「陸上が恋人」と語っており、三浦龍司さんは恋愛よりも競技に全力を注いでいる姿勢が目立ちます。
理由として、世界陸上や五輪を視野に入れるアスリートとして日々厳しい練習に取り組み、私生活よりも競技を優先しているためです。
若さもあり、将来的に彼女や結婚の可能性は十分ありますが、現段階では陸上競技に専念している孤高のランナーといえます。
三浦龍司さんが今後どのような人生を歩むか、多くのファンが見守っています。
三浦龍司の現在や年収について
三浦龍司さんは大学卒業後にSUBARU陸上競技部へ加入し、現在の年収はおよそ500万〜600万円と推定されています。
SUBARU陸上競技部では、基本給与に加えて国内外の大会で得られる賞金やボーナスが収入の中心となっています。
三浦龍司さんは社会人アスリートとして駅伝やトラック競技に取り組み、企業活動にも参加しながら成長を続けています。
さらに世界陸上やオリンピックで入賞すれば報奨金が支給されるため、今後はスポンサー契約やメディア露出の増加によって年収が1000万円規模へ拡大する可能性も高いです。
年齢は23歳ですので、今後の世界陸上やオリンピックへの出場はまだまだ期待されています。
三浦龍司さんはインスタを開設しています。
三浦龍司さんの最新の状況を把握するには、インスタをチェックするのがオススメです。
インスタからもわかるように、現在は陸上に全力を注ぎ、競技と社会人生活を両立しながら新たなステージに挑戦しています。
まとめ
三浦龍司さんは世界陸上男子3000m障害決勝で一部で「妨害」と表現される状況にも冷静に対応し、8位入賞という結果を残しました。
学生時代から箱根駅伝で順天堂大学のエースとして活躍し、3000m障害では日本記録を更新するほどの実力を発揮してきたことが、現在の国際舞台での活躍につながっています。
健康面では特に大きな病気はなく、怪我や体調管理に注意を払いながら競技生活を送っている状況です。
また、プライベートでは彼女や結婚に関する公的情報はなく、現在は陸上競技に専念しています。
社会人としてSUBARU陸上部に所属し、年収も競技成果や大会成績によって変動する環境で活動中です。
三浦龍司さんの妨害を受けながらも粘り強く戦う姿勢や学生時代からの記録、現在の活動を通じて、陸上競技界における存在感の大きさが改めて浮き彫りになっています。
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