ロングコートダディは、「キングオブコント2025」で圧倒的な存在感を放ち、多くの視聴者を笑いの渦に巻き込みました。

堂前透さんと兎さんの独特な間と発想力が生み出すネタは、他の芸人にはない静と動のバランスが魅力です。
今回のキングオブコント2025では、1本目と2本目のネタの構成力と完成度が高く、審査員からも絶賛されました。
ロングコートダディのネタは日常の中に潜む違和感を丁寧に描き、予想外の展開で笑いを生むスタイルが特徴です。
堂前さんの冷静なボケと兎さんの柔軟なツッコミが絶妙に絡み合い、二人の個性が最大限に発揮されました。
キングオブコント2025で見せたネタの完成度は、長年培われた実力の証でもあります。
今回の大会でのロングコートダディの活躍は、お笑いファンにとっても新たな伝説の幕開けとなりました。
ロングコートダディのキングオブコント2025ネタについて
ロングコートダディはキングオブコント2025で独自の世界観と緻密な構成を武器に、見事なネタを披露しました。
ロングコートダディのネタは、堂前透さんと兎さんの息の合った掛け合いと、日常と非日常を融合させた発想力が高く評価されています。
キングオブコント2025の舞台では、1本目のネタ「モグドン」と2本目のネタ「警察泣いてる」が観客と審査員を大きく沸かせ、笑いと驚きを両立させました。
ここでは、それぞれのネタの内容や見どころを詳しく紹介していきます。
1本目のネタ
ロングコートダディのキングオブコント2025で披露された1本目のネタは、「モグドン」というタイトルのコントです。
ロングコートダディの1本目のネタは、ファンタジーの世界観に人間的なリアリティを組み合わせた構成で、会場の笑いを一気に引き出しました。
堂前透さんが演じた「モグドン」は、“否定から入る”という独特な性格を持つキャラクターで、兎さんとの掛け合いがテンポよく展開されました。
ネタの冒頭から観客の意表を突く返しや間の妙が続き、ファンタジー設定の中にリアルな感情を織り交ぜることで強い印象を残しました。
審査員のじろうさんは「一語一句無駄がない完成度の高いネタ」と高く評価し、トップバッターでありながらも得点は474点という好成績を記録しました。
ロングコートダディの1本目のネタ「モグドン」は、空想と現実を融合させた斬新なコントとして、観客と審査員の両方を魅了した名作となりました。
2本目のネタ
ロングコートダディのキングオブコント2025で披露された2本目のネタは、「警察泣いてる」というタイトルのコントです。
ロングコートダディの2本目のネタは、感情を抑えきれない警察官という設定で、審査員と観客の双方から高い評価を得ました。
堂前透さんが涙もろい警察官を演じ、兎さんが冷静な市民として絶妙なツッコミを繰り出す構成になっています。
ネタの展開は、警察官が些細な相談にも涙してしまう姿を軸に、人間味あふれる笑いとテンポの良い掛け合いが続きます。
次第に「なぜ彼がこんなに泣くのか」という意外な真相が明らかになる流れで、観客の心を一気に引き込みました。
警察官に自信を持たせるために市民がとった行動と、それに応えた警察官の行動がどちらも大胆すぎる驚きの結末となりました。
審査員からは「最後まで完成度が高く、笑いの密度がすばらしい」と称賛され、得点は471点を記録。
ロングコートダディの2本目のネタ「警察泣いてる」は、日常の一場面を大胆な発想で再構築した、まさに優勝を決定づける一作となりました。
ファイナリストについて
キングオブコント2025のファイナリストは、実力派と新進気鋭が入り交じる豪華な顔ぶれとなりました。
ロングコートダディを中心に、ベテランと初出場組が互いに刺激し合う構図が大会を大いに盛り上げました。
キングオブコント2025のファイナリストには、しずるやや団など常連組が並ぶ一方で、レインボーやベルナルドといった初挑戦コンビも健闘しました。
結果や戦績の比較からも、笑いの幅がこれまで以上に広がった大会といえます。
ここでは、ファイナリストの結果と過去の成績を詳しく紹介します。
ファイナリストの結果について
キングオブコント2025のファイナリストの結果は、ロングコートダディの初優勝となりました。
キングオブコント2025のファイナリストの結果まとめは次のとおりです。
【1stステージ】
順位 | コンビ名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | ロングコートダディ | 474 |
2位 | や団 | 473 |
3位 | レインボー | 464 |
4位 | 青色1号 | 458 |
5位 | ファイヤーサンダー | 457 |
5位 | しずる | 457 |
7位 | トム・ブラウン | 451 |
8位 | うるとらブギーズ | 448 |
9位 | 元祖いちごちゃん | 447 |
10位 | ベルナルド | 445 |
【ファイナルステージ】
順位 | コンビ名 | 1st得点 | ファイナル得点 | 合計得点 |
---|---|---|---|---|
1位 | ロングコートダディ | 474 | 471 | 945 |
2位 | や団 | 473 | 464 | 937 |
3位 | レインボー | 464 | 454 | 918 |
ロングコートダディはファイナリスト10組の中でも特に完成度が高く、1stステージで474点、ファイナルステージで471点を記録し、合計945点という圧倒的な得点で日本一の座をつかみました。
キングオブコント2025のファイナリストには、や団やレインボー、しずる、青色1号など実力派や初出場組が名を連ね、史上最多3449組の頂点を競いました。
や団が937点で2位、レインボーが918点で3位と続き、接戦の中でもロングコートダディの安定した構成力と表現力が光りました。
キングオブコント2025のファイナリストたちは、多彩な世界観と笑いの形で大会を盛り上げ、近年でも屈指の充実した決勝戦として高く評価されています。
ファイナリストの過去の成績
キングオブコント2025のファイナリストたちは、経験豊富な常連組と初出場の新星が見事に入り混じった構成でした。
ベテラン勢が安定した実力を見せつつも、初登場組が大会に新たな風を吹き込みました。
キングオブコント2025ファイナリスト10組の過去の成績は次のとおりです。
コンビ名 | 所属 | 決勝進出回数 (2025含む) | 主な過去戦績 |
---|---|---|---|
ロングコートダディ | 吉本興業 | 4回(2年連続) | 2021年初決勝, 2024・2023・2025決勝進出(2025初優勝) |
や団 | SMA NEET Project | 4回(4年連続) | 2022~2025の4年連続決勝、2024年準優勝 |
ファイヤーサンダー | ワタナベエンターテイメント | 3回(3年連続) | 2023から3年連続決勝進出 |
しずる | 吉本興業 | 5回(9年ぶり) | 2009(3位), 2010(6位), 2012(4位)など複数回決勝 |
うるとらブギーズ | 吉本興業 | 4回(4年ぶり) | 2019年(2位)、2020~2021連続決勝進出 |
青色1号 | 太田プロダクション | 初 | 2025年初決勝、近年準々決勝・準決勝進出 |
レインボー | 吉本興業 | 初 | 2025年初決勝進出 |
元祖いちごちゃん | 浅井企画 | 初 | 2025年初決勝進出 |
トム・ブラウン | ケイダッシュステージ | 初 | 2025年初決勝進出 |
ベルナルド | マセキ芸能社 | 初 | 2025年初決勝進出(結成8か月で快挙) |
ファイナリストの中でロングコートダディは2021年の初決勝以来、2023年・2024年・2025年と4回目の進出で初優勝を達成。
や団も2022年から4年連続でファイナリスト入りし、安定した成績を残しています。
しずるは大会黎明期から活躍するレジェンドで、うるとらブギーズも2019年準優勝の実績を誇ります。
一方、青色1号やレインボー、ベルナルドなど5組はキングオブコント2025で初めてファイナリストとなり、フレッシュな勢いで注目を集めました。
特にベルナルドは結成8か月での快挙として話題をさらい、キングオブコント2025を象徴する新旧混在の大会となりました。
堂前について
ロングコートダディの堂前透さんは、知性と独特な雰囲気を兼ね備えた芸人として高く評価されています。
堂前透さんは学力・センス・演技力のすべてでロングコートダディの世界観を支える重要な存在です。
堂前さんは福井県立若狭高等学校を卒業後、大学には進学せずにNSC大阪校へ進み芸人の道を選びました。
高校時代には神戸大学合格レベルの学力があったといわれるほどの秀才でありながら、笑いの世界に飛び込む決断をした行動力も注目されています。
その秀才ぶりから京大卒との噂も出るほどです。
また、堂前さんはシソンヌのじろうさんやザ・マミィの林田洋平さんと“そっくり三兄弟”と呼ばれるほど容姿や雰囲気が似ていることでも話題です。
あとは林田か。ぼくに任せてよ。 pic.twitter.com/6lfY6DOU5E
— ザ・マミィ 酒井貴士 (@sakai__takashi) October 11, 2025
兎について
ロングコートダディの兎さんは、明るく愛嬌のあるキャラクターでコンビのムードメーカーとして欠かせない存在です。
兎さんは大学には進学せず、高校卒業後に美容師専門学校へ入学しましたが、わずか1か月ほどで中退しています。
その後、家族や姉の勧めもあり吉本総合芸能学院(NSC)大阪校へ入学し、芸人としての道を歩み始めました。
ロングコートダディの兎さんは岡山県岡山市出身で、岡山県立岡山大安寺高校を卒業しています。
芸名「兎」は「舞台で一番跳ねるように」という験担ぎの意味が込められており、本人の明るく前向きな性格を象徴しています。
天然な一面と鋭いツッコミを併せ持ち、ロングコートダディとしての個性をより一層引き立てています。
まとめ
ロングコートダディは、キングオブコント2025での活躍により、その実力と個性を改めて証明しました。
堂前透さんと兎さんが織りなすネタは、1本目の「モグドン」、2本目の「警察泣いてる」ともに独創的な設定と絶妙な間で観客を魅了しました。
ファイナリストとしての戦績も、過去の経験と初挑戦組の新鮮さが融合し、競技としての緊張感と楽しさを両立させました。
堂前さんの冷静で計算されたボケと兎さんの愛嬌あるツッコミがネタの完成度をさらに高め、審査員からも高評価を獲得しています。
キングオブコント2025におけるロングコートダディのパフォーマンスは、単なる笑いの提供にとどまらず、お笑い界での新たな基準を示すものとなりました。
二人のネタは今後も多くの視聴者に影響を与える存在であり、記憶に残る大会となりました。
コメント