「ズンドコベロンチョ」と聞いて、結局何のことなのか、気になって調べた経験がある人は少なくありません。
奇妙な響きと意味不明な言葉づかいが印象的で、今もなお語り継がれている「ズンドコベロンチョ」は、1991年に放送された『世にも奇妙な物語』の人気エピソードのタイトルです。
ズンドコベロンチョとは結局何なのか、なぜこれほどまでに多くの人の記憶に残っているのか。
そして、ズンドコベロンチョという名前を持つ居酒屋と中居くん(中居正広さん)との関係にも注目が集まっています。
また、「くしゃがら」との違いや、35周年を迎える『世にも奇妙な物語』でズンドコベロンチョが再び放送される可能性についても話題です。
この記事では、ズンドコベロンチョにまつわる情報を整理し、結局ズンドコベロンチョとは何なのかを徹底的に解説していきます。
ズンドコベロンチョって結局何のこと?
ズンドコベロンチョとは、正体も意味も明かされない“謎の言葉”です。
ズンドコベロンチョは、1991年にフジテレビの「世にも奇妙な物語」で放送されたエピソードに登場する、架空の言葉です。

物語では、誰もが当たり前に知っているはずの「ズンドコベロンチョ」という言葉を、主人公だけが知らず、必死にその意味を探します。
ところが、ズンドコベロンチョが結局何なのか、作中では最後まで明かされることはありません。
このエピソードの狙いは、「自分だけが知らない常識」に直面する不安や、知ったかぶりをする人間の心理、そして社会の同調圧力を描くことにあります。
つまり、ズンドコベロンチョとは結局、意味を持たない造語でありながら、人の心を強く揺さぶる“象徴”なのです。
ズンドコベロンチョが結局何なのかと考えること自体が、作品の面白さであり、答えのない問いそのものがテーマとなっています。
ズンドコベロンチョと中居くんの関係
ズンドコベロンチョと中居くんには作品上の関係はありませんが、“場所”としてのつながりがあります。
ズンドコベロンチョと中居くん(中居正広さん)の間には、ドラマやテレビ番組など作品を通じた直接的な関係はありません。
ズンドコベロンチョは、1991年の「世にも奇妙な物語」で放送された人気エピソードで、主演は中井貴一さん。
一方、中居くんはこのドラマやエピソードには一切出演していません。
しかし、実は中居くんの地元・神奈川県辻堂に「ずんどこべろんちょ」という名前の居酒屋が存在します。
この店には中居くん本人やその同級生が訪れたことがあり、ファンの間では“聖地”として親しまれています。
そのため、ズンドコベロンチョと中居くんの関係は、作品ではなく「地元の居酒屋」というリアルな場を通じて結びついているのです。
ズンドコベロンチョという不思議な名前が、偶然にも中居くんのファン文化と重なり、特別な意味を持つ存在となっています。
ずんどこべろんちょのメニュー
中居くんの地元・辻堂にある「ずんどこべろんちょ」では、ズンドコベロンチョという名前に負けないほど個性的で魅力的なメニューが揃っています。
名物は手作り餃子(490円)や、外はカリッと中はとろっとした揚げ出し豆腐(450円)。
そのほか、唐揚げや厚焼き玉子、もつ炒めなど、どれもお酒が進む定番の居酒屋メニューが並びます。
特に人気なのが、「ナポソバ」と呼ばれるナポリタン風焼きそば。
ずんどこべろんちょらしいユニークな名前と味わいで、ファンからも高評価を得ています。
アルコールはビールや焼酎、ウィスキーまで幅広く取り揃えており、ズンドコベロンチョと中居くんの話題で盛り上がりながら、ゆったり飲める空間が魅力です。
裏メニューも存在し、常連客との距離が近いのもこの店の特徴。
まさに“地元に愛される憩いの場”です。
ずんどこべろんちょの場所
ずんどこべろんちょは、辻堂駅北口から徒歩数分の便利な立地にある人気居酒屋です。
ずんどこべろんちょという印象的な名前を掲げるこのお店は、中居くんの地元・藤沢市辻堂にあります。
JR東海道本線・辻堂駅の北口を出て、徒歩2〜5分というアクセスの良さながらも、隠れ家的な雰囲気も感じられるのが魅力です。
中居くんファンの“聖地”として知られるだけでなく、ズンドコベロンチョというキーワードに惹かれたお客さんも多く訪れます。
店内はカウンター8席を含め、約20〜30席とこぢんまりしており、アットホームな雰囲気が魅力です。
なお、全席喫煙可、クレジットカード利用不可という特徴もあるため、訪れる際は事前に確認しておくと安心です。
中居くんゆかりの場所として、そしてズンドコベロンチョの世界観を感じられるスポットとして、一度は足を運んでみたくなる居酒屋です。
住所:神奈川県藤沢市辻堂新町1-3-1 城田ビル2F
ズンドコベロンチョとくしゃがらの違いは?
ズンドコベロンチョは“みんなが知っていて自分だけ知らない言葉”、くしゃがらは“知ってはいけない言葉”です。
ズンドコベロンチョとくしゃがらは、どちらも意味が分からない不思議な言葉として登場し、登場人物がその正体を追い求める点で共通しています。
しかし、ズンドコベロンチョは「自分だけが知らない」ことによる焦りや孤独感がテーマ。
一方で、くしゃがらは「知ること自体が禁じられている」言葉であり、禁忌に触れる怖さが物語の核になっています。
ズンドコベロンチョでは、主人公が周囲の誰もが知っているこの言葉の意味を知らず、社会的な孤立を感じながら正体を探り続けます。
対してくしゃがらは、編集者から「使ってはいけない」と注意され、意味を知ろうとする行為そのものが危険とされているのが特徴です。
つまり、ズンドコベロンチョは“仲間外れの不安”、くしゃがらは“知識欲の危うさ”を描いており、両者は似て非なるテーマを持ったフィクション作品です。
違いをまとめた一覧を参考に載せておきます。
項目 | ズンドコベロンチョ | くしゃがら |
---|---|---|
登場作品 | 『世にも奇妙な物語』(1991年放送「ズンドコベロンチョ」) | 『岸辺露伴は動かない』(原作:荒木飛呂彦、NHKドラマ第2話「くしゃがら」) |
言葉の性質 | 周囲の人は知っているが自分だけ意味が分からない“謎の言葉” | 意味も正体も分からない“禁止用語”、知ってはいけない言葉 |
主人公の状況 | 自分以外の全員が知っている言葉の意味を自分だけ知らず、必死で調べる | 編集者から「使ってはいけない」と言われ、意味を知ろうと調べ続ける |
物語のテーマ | 社会的疎外感、知識や情報の格差、周囲に合わせることの恐怖 | 知らないことを知りたいという人間の好奇心、禁忌への誘惑 |
結末・オチ | 最後まで意味は明かされない | 最後まで意味は明かされない(NHKドラマでは「実在しない単語」と明言) |
それぞれの言葉が象徴する感情が違うからこそ、多くの人の心に残るのです。
ちなみに、映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が2025年5月23日に高橋一生さん主演で公開されますので、ミステリーに興味がある人にはオススメです。
世にも奇妙な物語35周年SPについて
「世にも奇妙な物語35周年SP~伝説の名作 一夜限りの復活編~」は、番組開始から35周年を記念した特別企画で、2025年5月31日(土)21時から放送されます。
エピソードのラインナップは次のとおりです。
タイトル | 初回放送年 | 主な出演者 | 特徴・ジャンル |
---|---|---|---|
BLACK ROOM | 2001年 | 木村拓哉 | 奇妙な実家に帰省した息子の受難を描くSF・ヒューマン |
夜汽車の男 | 2002年 | 大杉漣 | 駅弁を食べる男を描いた異色作、原作:泉昌之「夜行」 |
ロッカー | 1990年 | 織田裕二 | 初期の伝説的ホラー、長らく再放送不可だった“幻の名作” |
美女缶 | 2005年 | 妻夫木聡、臼田あさ美 | 恋愛ジャンルの傑作、瑞々しい演技が光る |
恋の記憶、止まらないで | 2019年 | 斉藤由貴 | SNSでも「本気で怖い」と話題、トラウマ級のホラー |
過去に放送された数百本の中から、視聴者の記憶に深く残る名作5本の厳選で、一夜限りで甦ります。
「ズンドコベロンチョ」の復活が期待されましたが、今回は残念ながら選ばれませんでした。
バイプレーヤーとして名高い今は亡き大杉漣さん主役作品は見ものですね。
大杉漣さんは世にも奇妙な物語シリーズに多く出演されているそうですので、その中から選ばれた名作ということになります。
全て20年以上前の作品ですので、今もご活躍されている俳優陣の若かりし頃の作品は見ものです。
今回の復活放送が地上波で見られる最後の機会となるかもしれません。
まとめ
ズンドコベロンチョとは結局何なのかという疑問に対し、ドラマ『世にも奇妙な物語』のエピソード名であり、意味不明な言葉がもたらす不安や孤独を描いた作品であることがわかりました。
ズンドコベロンチョは放送から30年以上経った現在も語られる名作であり、中居くんの地元にある居酒屋「ずんどこべろんちょ」とのつながりでも話題になっています。
また、ズンドコベロンチョと「くしゃがら」はどちらも架空の言葉をテーマにしていますが、描く人間心理やストーリー構成には違いがあります。
さらに、ズンドコベロンチョは『世にも奇妙な物語35周年SP』で再放送されることが期待されていましたが、残念ながら選ばれませんでした。
いつかまたズンドコベロンチョを見る機会があるといいですね。
結局ズンドコベロンチョとは何だったのか――その問いの余韻こそが、多くの人の記憶に残り続ける理由なのかもしれません。
コメント