とうかさんといえば、初夏のお祭りを思い浮かべる方が多いと思います。
とうかさんは圓隆寺(えんりゅうじ)というお寺の通称名です。
お祭りのとうかさんはよく知っていても、お寺のとうかさんについては詳しく知る機会は少ないかもしれませんね。
とうかさんにも御朱印があります。
御朱印があると知ると、とうかさんの御朱印の時間は何時から何時までか気になりますね。
有名なとうかさんですが、どんな祭りか日程や内容について改めて確認したいと思います。
とうかさんはどんな願いがいいのか歴史と併せて知ることができたらいいですね!
この記事では次の項目についてご紹介していきます。
- とうかさんの御朱印の時間について
- とうかさんはどんなお祭りか?
- とうかさんへの願いと歴史について
それでは、ご覧ください。
とうかさんの御朱印の時間は?
とうかさんの御朱印の時間は午前9時から午後5時までです。
2025年1月には限定御朱印が配布されています。
とうかさん巳年オリジナルデザインということです。
引用元:とうかさん公式インスタグラム
期間終了前でも、枚数に達した場合は配布終了となるそうです。
そして、とうかさん大祭の際にはとうかさん大祭限定御朱印もあるようです!
こちらは祭りの3日間のみのようですので、限定御朱印に興味のある方は要チェックです!
とうかさんはどんな祭り?
とうかさんはどんな祭りなのか今一度まとめてみたいと思います。
知らなかったとうかさんを知って、いつもとは違ったとうかさんを楽しんでみましょう!
とうかさんの祭りの日程
とうかさんの祭りの日程は、2025年6月6日、7日、8日の3日間の開催となります。
近年は6月の第1金曜日から始まる3日間で行うこととされています。
梅雨前の過ごしやすい季節あるとうかさんは、他のお祭りがあまりない時期でもあるので、大きな賑わいとなるわけですね!
とうかさんの祭りの内容
とうかさんのお祭りは、稲荷大明神の御開帳、500個飾られる鮮やかな赤の提灯が主な内容となります。
ただ、お祭りを訪れる人が主に楽しむのは、中央通り沿いに立ち並ぶ露店、歩行者天国の中央通りでのよさこいなどのイベントとなります。
2024年は中央通り沿いにおよそ400店の露店が出店されました。
ゆかたの着始め祭りともいわれ、とうかさん大祭と共に「ゆかたできん祭」も同時開催され、とうかさんのお寺だけでなく、広島市中心部が一体となってとうかさん大祭を盛り上げています。
ゆかたできん祭は広島市中央部商店街振興組合連合会にあるゆかたできんさい実行委員会が中心となって取り組まれています。
広島市中心部を広く盛り上げようと企画され、少し離れたシャレオや本通りでも楽しめるようになっています。
2024年のゆかたできん祭のチラシが掲載されていましたので、参考にされてください。
引用元:ひろしままちなかポータルサイト(広島市中央部商店街振興組合連合会公式)
ゆかたの着始め祭りであり、ゆかたできん祭でもあるとうかさんの祭りは、その名前のとおり浴衣姿の人が数多く訪れるため、艶やかな光景になります!
浴衣ファッションショーや、浴衣で総踊りなどイベントも盛りだくさんです!
そして、中央通りの歩行者天国は2024年は金曜日、土曜日の2日間、午後7時から午後10時まで行われていました。
ちなみに、稲荷大明神のお祭りであるため、「稲荷」を「とうか」と読んで、とうかさんと呼ばれるようになったそうですよ。
とうかさんへの願いと歴史について
とうかさんへはどんな願いがいいのでしょうか?
とうかさんの歴史を知れば、どんな願いがいいのかわかってくるかもしれませんね。
それでは、とうかさんへの願いと歴史についてお伝えします。
とうかさんへの願い
とうかさんへの願いは、商売の繁盛と商いの安全が最も良いのではないかと考えられます。
とうかさんに祀られているのは稲荷大明神ですね。
稲荷大明神は何の神様なのでしょうか?
親しみを込めてお稲荷さんと呼ばれることもありますが、お稲荷さんというと商売繁盛が思い浮かぶ方もいるでしょう。
稲荷大明神は、本来、穀物・農業の神です。
現在は商工業を含んだ産業全体の神とされ、日本で最も広く信仰されている神のひとつといえるでしょう。
ですから、会社や店などの経営がうまくいくようにという願いが、最も稲荷大明神への願いとして適した願いであると考えられます。
商売の神様とはいえ、とうかさんでは多くの願いに寄り添うご祈祷をされています。
引用元:とうかさん公式HP
稲荷大明神様に祈りを捧げて、みなさんの願いが良い方向に導かれるといいですね!
とうかさんの歴史
とうかさんの歴史については、とうかさんの公式ホームページに詳しく書かれています。
とうかさん圓隆寺は、元和5年(1619年)広島藩初代藩主 浅野長晟公が、現在の地(当時、新開地竹屋村)に約1600坪の寺領を与え、東区二葉の里 本山國前寺第17世慈善院日音上人をお迎えし開山したのが始まりです。
引用元:とうかさん公式HP
初代住職である日音上人は若くして出家され、関東飯高檀林で研鑚を積まれた学徳兼備の名僧であり、また、祈祷の名師でもありました。
圓隆寺は、創建当時広島城下南端の現在の地に造営されました。これは、広島藩内における法華経の道場としての役割はさることながら、領地南側の防衛の一拠点としての側面もありました。
また、境内のお堂の数は本堂以外に6つあったと伝えられ、満永大明神等の諸天善神が祀られておりましたが、数々の火災や戦火の影響を受け、現在は総鎮守である稲荷(とうか)大明神をお祀りする稲荷堂のみとなりました。
創建以来約400年に渡り、広島の街に深く息づくお寺として毎年6月に行われる「とうかさん大祭」を始め様々な行事等を通じて信仰を集めています。
今の圓隆寺は多くの焼失などしたお堂から唯一残ったお堂だったのですね。
400年もの間、稲荷大明神が祀られてきたということですね。
まとめ
ここまで、とうかさんについてご紹介してきました。
とうかさんの御朱印の時間は午前9時から午後5時まででしたね。
年始やとうかさん大祭の限定御朱印には注目ですね!
とうかさんのお祭りは、稲荷大明神の御開帳、500個飾られる鮮やかな赤の提灯が主な内容となることをお伝えしました。
中央通りに出店される露店や中央通りなどでのイベントがゆかた姿の人で盛り上がる様子をお分かりいただけたでしょうか。
そして、とうかさんへの願いは、商売の繁盛と商いの安全が最適と考えられることをお伝えしました。
とうかさんで行われているご祈祷の内容についてもご紹介しました。
とうかさんの歴史については、1619年の開山から始まり、広島藩内における法華経の道場として、また、領地南側の防衛の一拠点として役割を担いながら、400年以上経った今では、現在のとうかさん圓隆寺のみが現存するお堂となったということでしたね。
毎年、私たちを楽しませてくれるとうかさん大祭ですが、とうかさんのお寺について知るとまた違った気持ちでとうかさんを楽しむことができそうですね。
とうかさん大祭は人出が多く、コロナ禍を経てではありますが、昨年は3日間で35万人もの祭り客で賑わったそうですので、カメラを手に人波の中を歩くのは辛いかもしれませんね。
とうかさんのお寺の提灯や浴衣姿の人々がうまく撮影できれば、その写真をみるだけで、祭囃子や露店のおいしい香りが感じられることでしょう!
難易度が高そうですが、とうかさんならではの1枚に挑戦してみてくださいね!
コメント