惑星直列東京では何時に見える?方角やいつからいつまで見れるかも!

自然

2025年8月の惑星直列が見られる時期が近づいてきました。

2025年8月の惑星直列は水星・木星・金星・天王星・海王星・土星の6つの惑星が、一直線に並ぶものです。

東京ではこの惑星直列を見ることができるのでしょうか?

見えるのなら東京では何時ごろか時間が気になりますね。

方角はどちらなのでしょうか?

その方角の夜空を見るためにはどこから見えるでしょうか?

東京ではいつからいつまで惑星が直列している空を見ることができるのでしょうか?

惑星直列の東京での見え方について次の項目でまとめました。

  • 惑星直列が東京で見える時間について
  • 惑星直列が東京から見える方角と見える場所について
  • 惑星直列は東京でいつからいつまで見えるか

それではご覧ください。

惑星直列が東京で見える時間

惑星直列が東京で見える時間は日の出約1時間前です。

惑星の中で最も明るい金星なら簡単に見つけることができますので、まずは金星を探してみましょう。

水星は地上に出る時刻と日の出(太陽が出る時刻)が近く、見える時間が限られています。

そして、今回の惑星直列は月が満月に近い時期(満月は8月9日)となり、月の明るさで海王星が見えにくくなります。

しかし、月はきれいに見えますので惑星直列と共に空に輝く月を楽しむのもいいかもしれません。

水星(土星)と太陽の出の時間は次のような関係となります。

日付日の出水星の出
2025-08-0304:5004:46
2025-08-0404:5104:39
2025-08-0504:5204:32
2025-08-0604:5304:25
2025-08-0704:5404:18
2025-08-0804:5404:12
2025-08-0904:5504:06
2025-08-1004:5604:01
2025-08-1104:5703:56
2025-08-1204:5703:51
2025-08-1304:5803:47
2025-08-1404:5903:44
2025-08-1505:0003:41
2025-08-1605:0103:39
2025-08-1705:0103:37
2025-08-1805:0203:36
2025-08-1905:0303:35
2025-08-2005:0403:35
2025-08-2105:0403:36
2025-08-2205:0503:37
2025-08-2305:0603:39
2025-08-2405:0703:41
2025-08-2505:0803:44
2025-08-2605:0803:47
2025-08-2705:0903:51
2025-08-2805:1003:55
2025-08-2905:1103:59
2025-08-3005:1104:04
2025-08-3105:1204:08
2025-09-0105:1304:14
2025-09-0205:1404:19
2025-09-0305:1404:24
2025-09-0405:1504:30
2025-09-0505:1604:35
2025-09-0605:1704:41
2025-09-0705:1704:46

※国立天文台HP「今日のほしぞら」により調査

8月2日までは水星の出が日の出より遅い時間になります。

9月8日ごろから夜明けの空の明るさで水星が見えにくくなると思われます。

天王星と海王星は肉眼での観測は簡単ではないので、望遠鏡などのアイテムは必要ですね。

惑星直列が東京から見える方角と見える場所

時間がわかったところで、次は方角です。

惑星直列が東京から見える方角を確認して、その方角の空がよく見える場所をみつけなければいけませんね。

東京は夜でも明るい場所が多いですが、星を見ることができる場所もご紹介していきます。

惑星直列が東京から見える方角

惑星直列が東京から見える方角はになります。

南の方角に向かって空を見ることによって惑星直列全体をみることができます。

太陽が昇る東の地平線に近いところに水星が、その少し上辺りに木星と金星があります。

南の空の高いところに天王星があります。

西の地平線に近いところに月が沈んでいきます。

月の上辺りに土星と海王星があります。

見る方角は南の空ですが、東の低い空から西の低い空まで惑星が広く広がって並びます

これは、天文サイトに掲載されていた惑星の位置関係のイメージです。

引用:Vito Technology(天文ニュース)

イラストは北半球からの見たときの見え方の例ですので、参考にしてください。

惑星直列が東京で見える場所

次に東京で惑星直列が見える場所のうち、いくつかの場所をピックアップしてみました。

東京は夜も明るい街ですので、完全に光を避けることは難しいと思われますが、次のスポットも参考にしてみてください。

1.葛西臨海公園東側は東京湾、西側は公園内の広い視界から地平線辺りを観察できます。
2.多摩川河口付近視界が開けていて河川敷では星空の撮影会が行われることもある場所です。
3.奥多摩湖ダムサイトパーキング都内で最も星が綺麗に見える場所の一つです。星空の絶景を楽しむことができます。駐車場は無料で150台駐車することができます。都心からは車で2時間くらい要します。

惑星直列は東京ではいつからいつまで見える?

東京で惑星直列が見えるのは2025年8月7日から9月7日くらいにかけてと思われます。

水星の出の時刻が日の出の時刻に近いため、水星の出の時刻は要チェックポイントになります。

そして夜明け前の観測になるため、日の出が近づくにつれ、空が白んできます。

これらのポイントを踏まえて8月7日から9月7日くらいまで観測できるかと思います。

東京では8月10日が最も観測に適した日とされています。

8月10日に近い日にちで見るのがより見えやすいと思います。

惑星直列とペルセウス座流星群

2025年8月は、ペルセウス座流星群と惑星直列を同時に観測できる特別な時期です。

ペルセウス座流星群の極大は8月13日早朝と予想されており、12日夜から13日明け方にかけて、1時間に20~40個の流星が期待されています。

さらに同時期には、木星や土星などの惑星が一直線に並ぶ惑星直列も見られるため、夜空がいっそう華やかになります。

惑星直列とは、地球から見て複数の惑星が一直線に並んだように見える現象で、肉眼でも確認できます。

月明かりの影響を受けにくい北や西の空を中心に観察することで、ペルセウス座流星群と惑星直列の両方をより楽しむことができます。

星空観察に適した場所を選び、幻想的な天体ショーを満喫してください。

ペルセウス座流星群2025についてはこちらの記事も参考にしてください。

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まとめ

惑星直列を東京で見る場合の様々な疑問にお答えしてきました。

惑星直列が東京で見える時間は日の出前の約1時間でしたね。

4月から5月は4時半から5時くらいが日の出の時間です。日の出前30分くらいから空が白み始めますので、実質30分くらいしか鑑賞できないかもしれません。

すべての惑星を見たい場合は水星の出の時間をチェックしておくといいですね。

惑星直列が東京から見える方角はです。

南の方角を見て東から西まで見渡す形での鑑賞になります。

東京で星空を観察するための、天体観測スポットとして「葛西臨海公園」「多摩川河口付近」「奥多摩湖ダムサイトパーキング」の3つを紹介しました。

お気に入りの場所がみつかりますように!

惑星直列は東京でいつからいつまで見えるのかについては、2025年8月7日から9月7日くらいにかけてとお伝えしました。

空に並んで見える期間は1か月くらいありますが、夜明け前の空ですので、水星など見えにくい惑星もありそうです。

8月10日が東京で最も良く見えるとされていますので、8月10日に近い日にちに観測してみてください。

惑星直列という天体ショーを晴天の下でみなさまが楽しめることを願っています。

さらに、8月はペルセウス座流星群もみることができますので、流れ星も同時に観測できるかもしれません。

8月の星空を楽しみに待ちましょう。

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