惑星直列の確率は?災害やスピリチュアルとの関係も気になる!

自然

太陽系の惑星は水星から海王星まで8つあります。

惑星直列とは地球からみて2つ以上の惑星が一直線上に並ぶ現象です。

2つならもしかしたらあるかもという気もしますが、8つ全てが並ぶなんていうことがあるのでしょうか?

すごい確率なんじゃない?と思ってしまいますよね!

惑星直列という神秘的な出来事には災害が起こるといううわさや、いつもはないエネルギーが生じるのではと、スピリチュアルなことも何か予感させますね。

こんな惑星直列次はいつ見られるのか?また、過去いつあったのか、いつぶりなのかも併せて調べてみました。

このような惑星直列について気になることを、次のとおりご紹介したいと思います。

  • 惑星直列の確率について
  • 惑星直列による影響について(災害、スピリチュアルなこと)
  • 惑星直列の日は?(次はいつ?いつぶり?)

それでは、惑星直列についてご覧ください!

惑星直列の確率は?

惑星直列の確率は3960億年一度といわれています。

太陽系はおよそ46憶年前に誕生したといわれていますので、過去にも厳密な惑星直列はないということになるのでしょうね。

SkyTelescopeという天文情報サイトに惑星直列について書かれたものがあります。

Jean Meeus は
、Mathematical Astronomy Morsels (Willmann-Bell、1997) でこの問題に取り組んでいます。彼は、まず問題を正確に定義することから始めなければならないと指摘しています。問題を 2 次元に縮小し、すべての惑星が同じ太陽中心経度を持つことができるかどうかを考えてみましょう (軌道面がそれぞれわずかに異なるため、3 次元では一列に並ぶことはできません)。次に、計算を簡素化するために、2 つの経度が互いに 1.8° 以内であれば、その経度は「同じ」とみなすとします。

最も速く移動する惑星である水星は、0.396 年ごとに金星の周りを一周し、毎回 0.004 年間、金星を中心とする 3.6° の弧内にとどまります。各周回で、地球もこの 3.6° の弧内に入る確率は 100 分の 1 です。したがって、平均すると、3 つの内惑星は 39.6 年ごとに一列に並びます。火星、木星、土星、天王星、海王星も、任意の周回ですべてこの弧内に入る確率は 100 の 5 乗分の 1 であるため、平均すると、8 つの惑星は 3960 億年ごとに一列に並びます。定義を厳しくして、惑星が互いに 1° 以内にあることを要求すると、時間は 13.4 兆年に増加します。いずれにせよ、太陽は赤色巨星となり、その質量の多くを失い、水星と金星を飲み込み、そのような一列が形成されるずっと前に、他の惑星が根本的に異なる軌道に漂うことになるでしょう。

— トニー・フランダース

引用元:Sky Telescope

実際に計算してみると理論的な数値はこうなるよということが説明されていますが、とてつもなく難解です!

では、なぜ確率的にありえないはずの惑星直列が起こると騒がれているのでしょうか?

それは、「惑星が直列しているように見える」ということなのです。

地球からみて太陽系のすべての惑星が一列に並んで見える現象は「惑星パレード」とも呼ばれているそうです!

惑星パレード!わくわくが増してくる表現でステキですね!

惑星直列のとき災害が起こりやすい?

惑星直列のとき災害が起こりやすいかとても気になるところです。

実は、「惑星直列により災害が起こりやすくなるわけではない」という理論と、「惑星直列により災害が起こる可能性が高まる」という理論両方が存在します!

ここでは、惑星直列と災害に関するふたつの理論について、それぞれ説明していきたいと思います。

惑星直列のとき災害が起こりやすくなるわけではない理由について

惑星直列のとき災害が起こりやすくなるわけではない理由は平常時に比べて特別に引力が高まるわけではないからです。

惑星直列によって災害が起こりやすくなるわけではないということについて、天文学者である作花一志(さっかかずゆき)さんが「惑星直列は怖くない」という題目で、惑星直列が災害を引き起こす可能性について、論じられています。

京都大学大学院理学研究科附属天文台により掲載された論説 「惑星直列は怖くない 作花一志(京都情報大学院大学)著」より引用

体重100キロに対して1グラムの影響と聞くと、微々たるものであることがよくわかりますね。

この論説でも引力について述べられていますが、そもそも、惑星直列により災害が起こると恐れられている理由は、次のような推察からh生まれたものと考えられます。

・ 惑星直列時、直列する惑星が地球に最接近するため、その引力が高まる

→ 惑星の引力により潮汐力(ちょうせきりょく)が高まる

→ 引力、潮汐力の高まりにより、地殻のひずみが生じる

→ 地殻のひずみにより火山噴火、地震を誘発する

となると、惑星直列時の引力は地球に影響を及ぼさないわけですから、この推論は成立しなくなるわけですね。

惑星直列のとき災害が起こりやすくなる理由について

惑星直列のとき災害が起こりやすくなる理由は過去のいくつかの大地震と惑星直列の時期が重なっている事実があるためです。

一度なら偶然ということもあるかもしれませんが、何度もあったのであれば、偶然というには出来すぎていますね。

東京大学名誉教授である村井俊治(むらいしゅんじ)さんが書かれたコラムに調査結果が記されています。

日本で起きた死者100名以上の地震20個を選び、地震発生に一番近い日に惑星直列および惑星接近が起きた日を確かめました。 結果は驚くもので、惑星直列が起きた日から5日以内に地震が起きた確率は75.0%、10日以内に地震が起きた確率か90.0%でした。 惑星接近の方は、5日以内が55.0%、10日以内が75.0%でした。1か月以内にすると100%でした。
惑星直列は理屈が説明できますが、惑星接近は私には理屈が立たないので、世界の大地震35個に対して、 惑星接近との相関検証をしてみました。5日以内が54.2%、10日以内が82.9%、1か月以内が100%でした。 理屈は立たなくても事実は一つの前兆として認めない訳に行かないです。
わが国の大きな地震の例として、2011年3月11日の東日本大震災(M9.0、震度7)の場合、 5日後の3月16日に火星と木星が接近していました。 

引用元:地震化学探査機構「村井俊治の部屋」

1か月以内100%というのは驚きですね!

惑星直列が災害を引き起こすというはっきりした要因は解明されていないようですが、この調査結果をみると、災害と無関係とは言い難いですね!

惑星直列のスピリチュアルなことについて

惑星直列をスピリチュアルな側面からみた様々な見解について読んでみました。

共通した考えとしては、惑星直列はそれぞれの惑星のエネルギーが大きなエネルギーとなり地球に伝わってくると考えられていることです。

先ほどお伝えした災害が起こることについても、スピリチュアルな観点からそのエネルギーによるものであろうというのも一説です。

災害というとネガティブなことになりますが、いつもとは違ったエネルギーやパワーを受けることができると考えると、とても力になるような感じがしますよね。

広大な宇宙から地球にいる自分にエネルギーが降り注いでくることを想像すると、気持ちも上がってきますね!

是非その瞬間に夜空を眺めて直接エネルギーを感じてみたいですね!

スピリチュアルなことは、自分のとらえ方次第でプラスに転じることができるといえるのではないでしょうか。

惑星直列なんて興味ないといつもと同じようにその日を終えた人と、惑星直列を眺めて深く息を吸ってみて何かしらエネルギーが伝わってきたぞーと明るい気持ちになれた人とでは、次の日が違ってくる気がしませんか?

惑星直列にどんなパワーが秘められているかは未知ですが、これを自分の力にするには絶好の機会だとは思いませんか?

様々な話の中で、やってみたらできそうなことをまとめてみましたので参考にしてみてください。

  • 静かに星空を見上げる
  • 瞑想する(自身との対話、エネルギーを感じる)
  • 身の周りの整理(人間関係含む)
  • 目標を立てる(見直す)
  • ポジティブな新しい習慣(ルーティーン)を始める

惑星直列次はいつ?いつぶり?

惑星直列についてお伝えしてきましたが、では、いつ惑星直列をみることができるのでしょうか?

前回の惑星直列はいつだったのでしょう?

めずらしいといわれるこの天体ショーをチェックして、是非ご自身で同じ空にある複数の惑星が輝く姿をみてみましょう!

惑星直列次はいつ?

惑星直列が見られる次の機会は2025年2月28日です。

土星、水星、海王星、金星、天王星、木星、火星の夕方のフル惑星直列となります。

引用元:Vito Technology(天文ニュース)

視覚的にはこのようなイメージです。

世界中で最もよく見える日の中間の日が2月28日だそうですが、東京では2月22日に最も惑星が集まって見えるそうです。

この10年間で7つの惑星が並ぶフル惑星直列にはお目にかかれないということです!

2025年3月から2026年にかけて起こる惑星直列は次のとおりです。

4月17日:海王星、水星、土星、金星の朝の小惑星直列。
8月10日:水星、木星、金星、天王星、海王星、土星の朝の大惑星直列。
2026年2月28日:水星、金星、海王星、土星、天王星、木星による夕方の大惑星直列。
2026年4月18日:土星、火星、水星、海王星による朝の小惑星直列。
2026年5月12日:水星、木星、金星による夕方のミニ惑星直列。
2026年8月10日:木星、水星、火星、天王星、土星、海王星による朝の大惑星直列。
2026年11月14日:水星、金星、火星、木星による朝の小惑星直列。

引用元:Vito Technology(天文ニュース)

3つの惑星、4つの惑星となると案外見る機会もあるものなのですね!

晴天を願いましょう!!

惑星直列いつぶり?

次の惑星直列は2025年1月21日ぶりです。

次は2月ですので短期間で2度も大規模な惑星直列が見られるのは好機ですね!

このときは、水星以外の6つの天体による惑星直列でした。

7つの惑星が並ぶフル惑星直列は2024年4月8日ぶりとなります

定期的な間隔で惑星直列が発生するわけではないので、「惑星直列次はいつ?」の項目にある2026年にかけての惑星直列の予定をチェックしておくといいですね!

まとめ

惑星直列についての様々な疑問についてお伝えしてきました。

惑星直列の確率は3960億年に一度(理論値)ということがわかりました。

惑星直列とは、地球からみて太陽系のすべての惑星が一列に並んで見える現象のことだとわかりましたね。

惑星直列のとき災害が起こりやすいかについては、否定説と肯定説がありました。

惑星直列により地球に影響を及ぼすような引力が生じることはないため、災害が起こりやすいとはいえないという否定説がありました。

一方、日本と世界の大地震併せて35件について、惑星直列発生時期との重複を調査した結果、地震の1か月以内には100%惑星直列が起こっていることが判明したため、惑星直列のとき災害が起こりやすいといえるという肯定説もありました。

惑星直列をスピリチュアルな観点からみると惑星からの大きなエネルギーを受けることができるこの機会は、プラスのエネルギーとして吸収することができるとお伝えしました。

空を見たり、瞑想たりしながらパワーを感じ、身の周りを整理して、新しい目標、習慣をつくっていくきっかけと、その後押しとなってくれそうですね。

惑星直列が見られる次の機会は2025年2月28日(世界の平均観測日)で、7つの天体すべてが並んで見えるフル惑星直列です!

この惑星直列は2025年1月21日ぶりとなります。

このときは、6つの天体による惑星直列だったので、次はより楽しみですね!

地球という太陽系の星に存在する私たちと同じように、どこかの星からも地球を見ている何かがいるのでしょうか??

星空は、たくさんのわくわくと、人間の中の小さな悩みを吹き飛ばしてくれるような力があって、魅力は尽きないですね!

みんなで惑星直列を楽しみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました